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隔離世
作詞 勾凪風藍
欠片が地を叩く
しなやかな蔦が絡む
城に
主無き影が踊る舞踏会

蝶の向かう先の世界
花園か地獄か
進マセタクナイガ故
其レヲワタシハ掴ミ

右の翅を剥いで
爪立てる月下
十の口が共に歌う
麗しき背の君よ
頂を孕ませ給え


破片が遡る
滑らかな火が撫でる
土に
従者在らぬ骸の領主達

堕された緋色の手紙
宛先は何処に
届カナイヲシルガ故
其レヲアナタハ千切リ

左の翅を剥いて
血染める日下
十の髪が共に迷う
麗しき背の君よ
最奥を孕ませ給え


もがく翅達を
奇麗に
曲げて畳んで崩して
潰して混ぜて創って
捧げて


両のハネを裂いて
血染める月下
一つの風が踊る
麗し 我が輩
終焉を演じ給え


残酷劇で構わない
この廃都市で構わない
もう一度だけと口ずさむ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 隔離世
公開日 2008/01/25
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
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