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虚戯装花
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作詞 勾凪風藍 |
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エーデルワイス 雪の純色が腕を飾る
花の匂いは枯化を含ませて
微か笑うその顔
雑踏まぎれてただ見守る
視界 届く 手は届かぬ
嘘なら正直おっしゃいなさい
実の無い戯言など
遠の昔に尽き果てて
池底の泥をすくい上げる
装う・隠すその花を
どかしなさい
白い傷跡 十字架の造刑
撫でて炎獄で悔いなさい
偽りの代価は永久に
ぬぐえない罰
僅か動くこの情緒
茫漠たたずみ待ち焦がれて
伸ばす この手 触れる瞬間
本当の事なんて知ってるわ
虚ろに満ちた装い
遠の昔に尽き果てて
水底の骨を拾い上げる
隠す・ごまかすその花を
かきわけても
赤い血の筋 十字架の造型
舐めて煉獄で悔いなさい
欺きの代価は悠久に
ぬぐえない罪
でも分かっている
裁く権利なんて必要なんて
ひとかけも無いことくらい
腕を覆う花たちを
外してゆく
痛い傷すら 溶かしてくれた君
なのに裏切ったのは私だった
嘘付きの刑罰は久遠
今響く歌
虚戯装花
嘘でも分かっている
私の為に歌ってくれていることくらい
虚戯装花
赦しは乞わない
私が出来る唯一の贖罪だから
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