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肉食の能
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作詞 山本秀一 |
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最後の晩餐はどこか
闇に飲み込まれる料理
喉を通るスープの味は
天使の生き血の味
捧げることなき腐臭は
身を滅ぼせ鋼鉄の肺
掲げる心の重荷だけ
無視して冷静気取る
贅沢な晩餐は這いずり回りながら
鮮やかな匂いに誘われ地獄に着く
唆されては偽りつつも騙される
まずはその舌で味わえよ肉食の能
汚れた皿に付いた傷跡の
ガラスの零れた鮮やかな赤ワイン
蕩ける馳走は何時も
唇に沁みる特別毒ソース
伝授されたメインディッシュ
お口に合うかは彼方次第
純銀のフォークで刺して
喉から胃袋へと進む肉
垂れる汁は染みて溶ける
消化できない構成物質
贅沢な晩餐は這いずり回りながら
鮮やかな匂いに誘われ地獄に着く
唆されては偽りつつも騙される
まずはその舌で味わえよ肉食の能
崩れたシャンパンタワーに
閉ざされた本当の髑髏の闇の味
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