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どしゃぶり人形
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作詞 山本秀一 |
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ひたすら働く人間は
機械仕掛けの人形
努力も苦労もいつかは
消えてしまうんじゃない?
時々感動して涙を流すけど
時々怒って怒鳴るけど
操られた私たちは
何事も無かったように動き始める
ゆれるゆれる風の中
消える消える心の数
どしゃぶりな雨で
流れ落ちてく血の涙
ありきたりな事も
ひとつの試練として
ひとつずつひとつずつ
乗り越えてゆけるだろうか
いざ普通に、なんて言われても
案外難しいものだよ
心もなければ思考もない
たまにそうなってもイイじゃない
ゆれるゆれる炎の中
堕ちる堕ちる蝶の数
どしゃぶりな雨が続くかぎり
髑髏を持った人形祭り
それでも一生懸命になる時は
命令ではなく自分から
数値では表せないくらい輝くんだ
その時は人形と呼ばず、人と呼ぼう
ゆれるゆれる海の中
割ける割ける魚の群れ
沈黙の海底は限りなく私たちを
責めて哀しみに浸してゆく
ゆれるゆれる風の中
消える消える心の数
どしゃぶりな雨で
流れ落ちてく血の涙
堕ちるところまで堕ちよう
少しずつ身体からネジが外れていく
落ちたときの音は妙に静かで
人間としての私たちが生まれる時でもある
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