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旅立ちの日の唄
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作詞 はげバンド |
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ガラガラの電車 その中に一人の僕
好んで選んだ端の席
もたれかかって寝ようとしたが
なかなか寝付けない
暇になって辺りを見回した
…誰もいない
ふと、開く自動ドア
入ってくるカップル
僕は彼らを嫉妬の眼差しで
誤解するなよ
今日は僕の彼女の旅立ちの日
彼女は遠いところに去ってしまう
明日から会いたくても会えない
なあ、お前
どんなに離れても恋人でいてくれるか
さあ、着いた
行こう、待ち合わせのレストラン
ガラガラの座席 四人席に一人の僕
ピアノの近くの特等席
2時間後の演奏、聞かせようとしたが
君の気配はない
不安になって君に電話をかけた
…でてくれない
ふと、消える照明
ピアニスト登場
僕は彼に懇願の眼差しを
待ってくれよ
今日は僕の彼女の旅立ちの日
彼女は僕の元から去ってしまう
今夜が最後になるかもしれない
なあ、お前
僕は君以外を恋人とは呼ばない
あー来ない
早く、タイムリミットが近い
響く着信音
君からの着信
もしもし、イマドコ
尋ねる僕を無視する君
サヨウナラ モウイクワ
切れた電話
ふざけるな
勝手に残されてたまるか
駅へと走り出す僕
ギュウギュウの街中 ヒトを押しのけ走る僕
急ぐほどもつれ慌てる足
君が電車に乗る前に 言いたい事がある
恋人でいてくれ
やっと着いた 君がいるかと探した
…みあたらない
ふと、聞こえた声
あの愛しい声
僕は彼女に愛情の眼差しで
「行かないでくれ」
今日は僕の彼女の旅立ちの日
彼女と僕には長い距離が置かれる
だけど心はいつでも離れない
なあ、お前
きっと僕の恋人でい続けてくれるな
ギュウギュウの君の文字 君からの二度目の手紙
僕らはまだ付き合っている
君が遠くにいっても
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