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お江戸橋
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作詞 百鬼 蜈蚣丸 |
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人形(ヒトガタ※此処だけ)踊りの人形は
無愛想顔に見えぬ泪
花街通りの人形は
愛想笑顔に消えぬ泪
情と金とは天地背合わせ
今宵も賑わう 橋の向こう
お江戸此岸橋 花下り
憎らしや
泪注いで 今花盛り
花馨りの狭霧で
彼岸(ムコウ)も見えず
彼は誰(カハタレ)まで
着物脱がずの芸者(オドリコ)は
好きな男に体預け
裸姿の芸者は
嫌と云へずに体預け
情と欲とは天地背合わせ
今宵も哀れな橋の向こう
お江戸此岸橋 泪橋
恨めしや
紅葉持たねど 抱かれて穢れ
あな 泣けども逃げれど
抱かれて眠る
彼は誰まで
お江戸此岸橋 女郎橋
いと悲し
泪零して 今花盛り
お江戸此岸橋 陰間橋
いと悔し
紅葉有れども 抱かれて眠る
追えど彼岸橋 出逢い橋
あな悲し
母様父様 其方に居るか
花盛り咎人(トガビト)は
其方に逝けず
誰そ彼まで
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