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拳華
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作詞 百鬼 蜈蚣丸 |
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愛しい君の為
気高い君の為
全てを君の為に捧げよう
唇を噛み締め 拳を握り締め
決して斃れぬと胸に誓う
小鳥の囀りは全てを歌にする
馬鹿な最期の昔話も
小鳥の囀りは全てを歌にする
隠そうとする欲望さえも
匂い無き風が僕を呼び覚ます
無臭のこの世界に血を呼べと
理性は要らない
君のその足に汚れた底の手が触れるなら
狂気なる愛と忠誠を
お頭引き千切り血の華を
平和ボケした世界が君を蝕むのなら
僕はいつでも君への反逆者へと変わろう
全てを見透かすような透明の眼差しが
何より君を強く美しく変えるのだから
一筋の光だけで
目映く輝ける筈
黄金の国に生まれた誇りがあるのだから
腕が圧し折られ 足を捥ぎ取られ
腸出されても僕は立つ
自分の誇りさえ売ることになっても
君の為ならば構わない
仄かな紅い火
蛍が飛び交う
僕の手を引くように飛び回る
許されはしない
許されたくない
忘れることもないさ 永遠に
纏う衣は常に重たく
蹲ればもう立てぬだろう
君の後ろ姿ばかりを見つめていたいよ
前を歩けば君がどこかで消えちゃいそうで
手を繋いで歩いて行きたいけど叶わない
こんな汚れた手じゃ何も握ることは出来ない
其処に居る君こそが
優しい光だから
どうか闇に染まり過ぎたこの体を照らしてくれ
染み込んだ血の匂いだけが
背負う罪の重さを教える
握る両手は愛することよりも重たくて
殴っていれば何時かは回数だけ軽くなるの?
殺めた人の数だけ両手は重くなってく
如何すれば僕の両手は軽くなってくれるの?
体を許した君もその重みを感じてる
傷を嘗め合えるからこそもっと愛しくなる
握る両手は愛することよりも重たくて
どんなにしても永遠に砕くことは出来ない
一筋の光だけで
花は咲き誇るだろう
黄金の国に生まれた誇りがあるのだから
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