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銃華
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作詞 百鬼 蜈蚣丸 |
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愛しい君の為
貴い君の為
全てを君の為に捧げよう
懐に隠した銃と誇りを手に
斃れぬ気高き武士のように
夜空に輝いた月は全てを見る
遥か昔抱いた怨みも
夜空に輝いた月は全てを見る
心の奥に抱く愛さえも
流す血の香り
薔薇より気高く 櫻より誇らしく
さぁ、散り逝け
命は捨てよう
地獄の女王が目覚め
此の世に鬼を放つなら
魔性の狂気と忠実を
脳漿ぶち撒き血の華を
喩え永久に光が射さぬ世界だとしても
闇の中で銃を抱き安らかに眠るだろう
凛と咲く君の傍に寄り添って生えるならば
この命を全て君の美の糧としてくれ
一筋の光だけで
目映く輝けるだろう
黄金の国に生まれた誇りがあるのならば
引き金を引けば弾丸が貫く
全てを仕留めよう 金の色
命を貫けば黄金は穢れて
くれない ちまみれ 椿落ちる
雪が降り積もる
この手が殺めた
魂の数だけ雪は舞散る
雨が降り続く
罪の重さだけ
冷たく切り裂く様に 忘るな と
纏う衣は常に重たく
蹲ればもう立てぬだろう
悪しき鬼が君の命を狙っているのならば
何も感じずそいつを冷酷に殺すだろう
君と引き換えになって君が助かるというなら
娼婦のように服を脱ぎ足を開いてやろう
此処に居る君こそが
優しい光だから
どうか闇に染まり過ぎたこの体を照らしてくれ
鉛の鈍い光だけが
背負う罪の重さを教える
構えた銃は愛することよりも重たくて
撃ち続ければ何時かは弾数だけ軽くなるの?
殺めた人の数だけ更に銃は重くなる
如何すればこの手の銃は軽くなってくれるの?
体を預けた君もその重みを感じてる
傷を嘗め合えるからこそもっと愛しくなる
構えた銃は愛することよりも重たくて
撃ち続けても永遠に壊すことは出来ない
一筋の光だけで
花は咲き誇るだろう
黄金の国に生まれた誇りがあるのならば
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