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月色の空にて
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作詞 どぶはまり |
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紫立ちたる糸雲の
無闇に瞳を凍みたるが
この瞼を塞がせぬ
もの思ひに足る朝は
怠らぬまま 黄見を夢見ん
色移る時代
どんなに超えてきただろう
かつての月は 遠くなれども
僕に昔が 息づいている
逝く背を超えても また逢えるかな
いつか 契りを交はさんや
いくよにも ふるながめとも
思ひつる 雲にひそみし 永久のつく色
君と唱えた言葉の魔法
だから僕のどこかが叫ぶんだ
君は今でもあそこにいるって
やうやう白くなる山の
間際へ下弦の帰依たるが
この心を塞がせぬ
もの思ひの明く朝も
暮れること無く 君を患ふ
色移る時代
どんなに超えてきただろう
かつての空は 遠くなれども
僕の昔は 変わらないから
幾世を超えても また逢えるよね
月色の空にて
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