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。 〜片隅に置かれた安っぽいリングは君のものだよ〜
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作詞 どぶはまり |
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左腕に君のまつげ
かすかに揺れる嗚咽みたいに
不規則な痛みは僕も襲うよ
気付かないと 思ったのかい
眠る振りと君の涙
強がりばかり上手い だけど
背中にはあまりに隙があるから
ばれてないと 思ったのかい
現在の僕らは
薬指にして 5本分
そこに何かが滑り込んだら
その距離感に 意味は無いんだ
そして君は指輪を外す
浅いキスと不意の素顔
わずかに曇る決意 ならば
もう少しこの場で眠りこんでよ
愛なんてさ 無くていいから
現在の僕らは
℃(摂氏)も°F(華氏)も 氷点下
そこに何かが零れ落ちたら
この静けさも 砕け散るだろう
まるで凍った雫のように
泣きたいのはさ 僕なんだよ
突然メールを寄こしてさ
抜けた句読点と
それの代わりに君が添えた輪
ベッドに潜り込んでまで
僕に渡したかったんだろう
これ 誰への宛て付けだい
(新しい指輪 貰いに行くの)
『さようなら』
現在の僕らは
薬指にして 5本分
そこに何かが零れ落ちたら
この静けさも 砕け散るだろう
。
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