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ハングアッパー
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作詞 どぶはまり |
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葉掠れを感じた風
追い抜かす1本道
朱に染まる街路樹
人の影なんてなくて
たち漕ぐペダルが
僕の場所を歌っていた
振り返る基準点は
進んでいるはずなのに
いつまでも真っ直ぐ
きっと果てなんて無くて
磨り減る気持ちは
ただ結論を求めていた
軋みをあげる溜息タイヤ
平坦な斜面 パンクのせいだね
しびれる足にふと 止まった
今 僕は何処まで来たの
何時の間に冷たい風
進んできたその跡を
いつまでも誇りに
きっとしてきた僕は
前方を見たけど
もう誰かから離されていた
軋みを止めた溜息タイヤ
次第に抜け行く パンクの穴から
全てをなくしたら 分かるよ
もう それは何処にも行けない
見えなかった目的地
街路樹は次第に黒く
その色数を減らしていく
皆はきっと先に行ったよ
諦めかけた僕だけど
背中にも直線は続くんだ
もう 戻れないんだね
ここまで来たから分かってる
進むしか無いことは
軋みをあげる溜息タイヤ
平坦な斜面 一色に染まる
しびれた足がまだ 痛いよ
でも 僕は此処まで来たの
軋みのような溜息がまた
次第に抜けてく パンクの穴から
全てが消えるまでに 着くかな
今 僕は信じて漕ぐしかない
夜までに
空気が全て消えるまでに
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