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精神バベル
作詞 どぶはまり
橙を眺めて
病棟にて 時間潰すよ
誰かに 掴まれていたけど
今は 離されてしまったから

見えたのは 焼け付く空
聴こえたのは 列車の声
灰に埋もれていく街
その残像に 流れてみたい

いつしか羽を 折られたんだ
それでも風を 想ったんだ
粉々なバベル また 組み立てて
消える方法 増やしたんだ


遠ざかる 大地は
僕らの 習性
かつてを 取り戻したくて
造り続けるだけだろう

屋上の網に座って
気付いたんだ


暗闇に紛れた
世界にまだ 残る理由は
誰もが 掴まないこの手じゃ
きっと 消え去ってしまったから

忘れずに 留めている
聞こえてきた 言葉の音
今も理解できなくて
ただ理解は したくなくて

誰かが僕を 捨て去ったんだ
それから風を 想ったんだ
離れた距離を また 戻したくて
遠い景色へ 飛び出すんだ


バベルの外へ 飛び出すんだ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 精神バベル
公開日 2007/09/12
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ その他
コメント 屋上の網に座って 気付いたんだ
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