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シークレットホーム
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作詞 どぶはまり |
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潮風に 段ボールじゃ 駄目だろと
言ったこと思い出した 今日の月
秘密基地 レターボトル 漂着を
装って遊んでいた あの頃は
汚した掌 砂の城
ドーナツの舟 詰め込んだ
不釣り合いに 豪華な城を
不釣り合いな 僕らの腕で
日が昇るまで 組み立て続ける
こっそり飛び出た 窓の向こうで
濡れながら 段ボールを 運んでいた
浮き立ったあの頃と 同じ月
秘密基地 無人島 二人きり
言ったこと気にもせず ひたすらに
泥にまみれた 設計図
頭の中に 焼き付けて
不釣り合いに 豪華な城と
不釣り合いな 僕らの大きさ
背が伸びたら 作ろう 続きを
そんな手紙を 書いていたんだ
黄色は水面に 円を描いて
幾つの夜を笑っただろう
波音に消えた砂の城
「またここで」のレターボトル
大人になりすぎたんだ
未完成のシークレットホーム
そんなことも忘れる位
君の匂いと 設計図
ドーナツの舟 今日の月
不釣り合いに 豪華な城を
不釣り合いな 僕だけ願うよ
日が昇っても 組み立て続ける
君への手紙 綴りながら
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