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切手
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作詞 どぶはまり |
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君が紡いだ 言葉の奇跡を
今さらながら 振り返るんだ
何時の間にだろう
夢幻を冠して 永久は崩れて
辿る破線は
誰の足跡 分からないけど
怖くなんてない 震えたりしない
独りきりでも 寒くなんて無い
薄紅色な 冷たさは
溶ける意味すら 知らないで
あんな儚く なれたんだ
きっと同じ 同じなんだよ
愛が全てと 言葉を放せば
逃げる魚が 事実を描く
何時の間にだろう
波雫は零れて 罅は砕けて
辿る破線が
君のものでは 無くたっていい
欲しくなんてない 求めたりしない
独りきりでも 辛くなんて無い
淡い香りを 紡いでく
溶かす術すら 解らない
なのに儚く なれるんだ
きっと同じ 同じなんだよ
ゆっくり切り取る 金魚の切手
波雫を零せば 静かに泳ぐ
さよならを告げよう
桜の花びら 一片添えて
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