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海岸線
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作詞 清楽 |
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風吹き荒れる この波打ち際に
わたしはあなたをみた
返事を待ちわびた子供のように
つかの間の平穏さえ許さない
あなたはどうして 叶わぬ夢ばかり多すぎる
だけど泳いでいたいのね 満ち足りることのない海の中
明けきらぬ夜 この波打ち際で
わたしはあなたを知った
与えては離れて また遠ざかる
そうやってきれいな砂ばかり濡らすのね
あなたはどうして すく(救)えぬものばかり持ちたがる
季節は何度も巡るのに
永久(とわ)に還らぬ あなたの産声
受け止めてたはずの砂よ 波にさらわれてしまうの
出会えたとしたら一瞬のうちにきらめいて
はかなく消えてしまうのです
安らぐことのないあなたの心よ なんて美しいの
岸辺に咲いていたかよわき花など 何も覚えていずに
終わりを知らないこの岸辺で また会えるのですね
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