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黒い空
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作詞 りくる |
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周りを見渡せば天国のような景色
どこまでも緑が広がり僕を安堵させる
口には出さないけど皆は言っている
「いつまでも皆でココにいられればいいね」
しばらく見ない間に空の色は変わった
あの頃の人達はもういない 僕一人だけ
彷徨い続けても皆の所へ帰れない
あの時誓い合った約束は未だ果たせないまま
僕は悪くない 正当化に身を委ねたまま
悪いのは世の中 殺人罪なんて関係ない
自分だけが正しいと思っていたんだ
運命には抗う術はないと知った頃
もはやもう手遅れで泣き叫ぶ自分がいた
罪を犯した人間には幸福はやってこないのだと
どんなに願ってもあの頃の空の色は戻ってこないのだと・・・
今僕はあの時誓い合った場所で立っている
約束や保障なんていない「信じる」のただ一つだけ
不安なんてなかった どこかで繋がっていると思っていた
「いつかまた会おう」という言葉をまだ信じている
抵抗しても無駄な事は知っていた
自分が罪を犯した事も知っていた
泣き叫んだって戻らない事は知っていたが
それでも止まる事はなかった もう僕には何もない
罪を犯した人間には仲間は戻ってこないのだと
どんなに願ってもあの頃の喜びは戻ってこないのだと・・・
二度目の空を見てそしてあの場所へ行く
空の色が変わってしまったのは
きっと自分が変わってしまったからだ
何日経ったのか何年経ったのかそんな事は忘れてしまった
でもあの空をもう一度ただ見たかった
ある日突然告げられた死の宣告
「もう皆は一緒にいられない」
地獄から開放されて 久しぶりに会えると思っていたのに
その一言は 僕にはあまりにも重すぎた
どうせ最初から分かっていた事だった
罪を犯した人間には幸福はやってこないのだと
どんなに願ってもあの頃の空の色は戻ってこないのだと・・・
罪を犯した人間には仲間は戻ってこないのだと
空の色を忘れてしまった自分には生きる価値もないと・・・
そうだそれならあの頃に戻ればいい
間違っていたのならやり直せばいい
僕は全てを終えて、約束を果たした
これで皆の所に行けるって・・・・
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