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オモイデ
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| 作詞 マサボー |
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手元にある一本の ビデオテープには
「夏休みの思い出」と言うタイトルが
刻まれていた 薄い字で丁寧に
テープには埃が 「再生できないな」
と親父の一言 悲しくなった
思い出せる手がかりを 失してしまった
遙か遠くの思い出が 詰まってたはずなのに
何億と言う大金を 手放したとしても
戻すことの出来ない 僕の思ひで
手元にある一本の ビデオテープを
再生させようと 必死になっていた
埃をはらう母の背 「夏休みの思い出」が
僕の脳裏で･･･ ゆっくりと･･･
再生されたんだ ガキの頃の僕が
思い出せる手がかりが 遂に見つかった
遙か遠くの思い出が 僕の脳裏の中に現れた
あのときの僕は 泣き虫だった
15年前の 僕の思ひで
15年前の僕は 何故か泣いてた
泣いている僕を 母が背負ってた
帰り道を歩いてた 親子でゆっくりと
「情けない」と言って 僕は部屋を出た
笑みがこぼれた この広い世界の片隅で
思い出せる手がかりを 失してしまったら
遙か遠くの思い出が 詰まってたはずなのに
何億と言う大金を 手放したとしても
戻すことの出来ない 僕の思ひで
テープが再生した 僕は何も変わっちゃいない
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