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夜明けの晩に
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作詞 暗闇族 |
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温めたばかりのヒナを食べて
感情は出さずに飲み込んだ
大気が悲鳴を上げて
やっと 私は私の名を知った
見られているとも分からずに
弧を描きながら 飛んでいた
灰ばかりが続く空
その中に 薄い紅が見つかるまで
飛んで行きたいね と風に問いかけた
千年も経てば変わるものもあるよね
落とされた卵が割れなくて
同情は受け取らずに鳴いた
気流の乱れを感じて
そっと 私は心に蓋をした
神様とも分かり合えぬまま
歪んだ気持ちで 飛んでいた
灰ばかりが積もる星
その中の 暗い闇を抜けるまで
飛んでいけるよね と風に問いかけた
出された答えの真の意味に見た
無味に似た 過去と未来を噛みしめて
雲ばかりが続くから
その果ての 輝きに憧れて
飛ぶしかないよね と風に問いかけた
千年先の光にも影があると分からずに
飛ぶしかないよね と私は私に問いかけた
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