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19の影
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作詞 暗闇族 |
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生ぬるい風と
覚えたての春
心だけが似合わずに
また道端で方向を見失う
気持ちが悪くて
下を向き歩く
誰の支えにもなれずに
まだ未熟な季節の せいにする
もう 憧れも抱けない
スキップで飛ばされた時間
始まったばかりでも
いつかはまた さよならで
どうにかまた 会えるよね
簡単には言えなくて 言えなくて
お揃いの花と
履きなれた靴
心だけでもふたりなら
また行けると思った あの公園
雨の日に漕いだブランコは
暖かいのにどうしてか
泣きそうな音 してたよね
もう 憧れも抱けない
スキップで飛ばされてお別れ
終わったばかりなら
いつかはまた 再会で
どこかでまた 会えるよね
どうしても言えなくて 言えなくて
もう 涙すら流れない
スキップでまたがれた時間
懐かしむだけならと
生ぬるい風がページをめくる
駆け足で心をパラパラめくる
ふたりだけの思い出に 影を付けてゆく
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