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苦いアップルガム
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作詞 ねぎみりん |
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窓際に移されていく君の視線
教科書から移される私の視線
風に香る林檎 変わらない空 進まない問題
歩かない長い道 言わない一言 言えない一言
知っていた。林檎の香を口で転がして
君が今、何を言おうとしていたのか。
知らなかった。笑う日々がつまらない
そう言いきった君の顔。
知っていた。君は。綺麗にかたどったその林檎の香りで
なにを、言おうとしていたか。
いっちゃ駄目。人差し指を口の前にもっていく。
好きだなんて、私になんか言う言葉じゃない。
ずっと一緒笑った君の顔
仲間はずれのため息の君
君が香る林檎 高すぎる空 解けない問題
笑えない一言 笑ったあの日々 泣いたあのとき
わかっている。苦い涙を飲み干してつくった無表情
つらかったなんて、そんなこと言わなくても。
わからない。なんで、もう一歩踏み出せない。
空っぽの君の隣。
わかっていた。笑い合う日々だけじゃつまらない
そう、言いきった僕を見上げる君の顔。
言わせて。人差し指をどかして、瞳を見下ろす。
好きだなんて、言うつもりはなかったのに。
言っちゃ駄目。好きだなんて。
君には、もっといい子がいるよ。
言って欲しい。ずっと、友達だって。
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