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スパイラル
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作詞 Mary |
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なんだか手がしびれて 少し痛む
ずっと変えようとせずに いつまでも
今の 昔のままでいられるかもと
あの日を握り締めていたからかもしれない
僕の周りはもう夏の準備をしていた
町も花も空も まっすぐに澄んで
今までいた場所を離れたくないと歩き回って
でも もうあのころの僕じゃないんだ
何かがぜったいに違っている あのころとは
落ちた花はもどらない
一ページ前にも もう 戻れない
今になってわかるんだ 痛いくらいに
当たり前みたいに君がいて
それでもいつも何かに迷っていた
いつも何かに悩んでいた
幸せだって
今はずっと続くものなんかじゃないって
どうして気付けなかったんだろう?
ねぇ、遠い昔のことみたいだよ
あくびしながら受けた一時間目
一緒に歩いた長い廊下
高い机 低い椅子
みんな霞んで夢みたいだよ
でも「今」も 確かじゃなくて
だけどこのままは嫌だから
ちゃんと「今」も楽しくやっていきたいし
こんな自分嫌だし
だから
だからお願い
今日の夜だけ、あの日に戻して
明日の朝にはきっと
さよならするって誓うから
でも
やっぱり目を覚まさないでいたいと
もう一度目を閉じた
朝
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