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一花散灯
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作詞 美由香 |
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もう、会えない?
ねぇ どこへ行くの?
あたしを置いてあなたは振り返ることもなく
遠く 遠く 届かない道を歩いていく
いつも伏せている目を見つけて 隣に座った初めて言葉を交わした日
でも あなたは「気にしなくていい」と穏やかに微笑んだ
そこからというもの あたしは言われた言葉とは正反対にあなたを目が追った
2回目に言葉を交わしたのはあなたからで
隣に立って 静かに言った 「同じ目をしている」 と
傷を抱えたまま 重すぎる荷物を背中にしょったまま二人は寄り添った
だけど 風に吹かれても頭の中だけはそれ以上乱れることはなかった
慣れすぎていた だけど 何処かで止まっていた感情が歯車をきしませる
音も立てずに散っていった目の前の一輪の花が
いつかの傷を思い出させ今まで痛みがいえていたことに今更気付く
あなたがいた隣には冷たい乾いた風がすり抜けるだけ
あなたがくれたものの大きさもあたしの持っていた愛という感情の大きさも
全てが散りゆく前に知ることが出来たなら
ふたりの終わりはもっと違うものだったかな
失くなったものと同じだけの伝えられなかった「ありがとう」と
去っていく背中と最後の言葉の重みだけの新しい優しい苦しい悲しい傷が
あたしの元に残されたまま 冷たい季節が終りを告げる
どちらからというわけでもなく ふたりは同じ時間を隣で過ごすようになり
だからといって たくさんの言葉を交わすわけでもなかった
それでもお互いを追いかけ抱きしめ支えて無限の思いを捧げるように
存在は刻々とふたりのなかで大きくなっていった
流れる時間は美しすぎて笑い合うたびに胸は落ち着き雨が降っても雪が降っても
散らない花をみつけたはずだった
傷は今も抱えたまま 重すぎる荷物は背中にしょったまま だけど消えそうな灯火を探すよ
風に吹かれても 嵐が襲っても あなたにまだ伝えてないことがあるから
捨てるべきですか?忘れるべきですか?ふたりの幸せがここにはないというなら
あたしは ・ ・ ・ ・ ・ ・
音も立てずに散っていった目の前の一輪の花が
いつかの傷を思い出させ今まで痛みがいえていたことに今更気付く
あなたがいた隣には冷たい乾いた風がすり抜けるだけ
あなたがくれたものの大きさもあたしの持っていた愛という感情の大きさも
全てが散りゆく前に知ることが出来たなら ふたりの終わりはもっと違うものだったかな
失くなったものと同じだけの伝えられなかった「ありがとう」と
去っていく背中と最後の言葉の重みだけの新しい優しい苦しい悲しい傷が
あたしの元に残されたまま 冷たい季節が終りを告げる
想いを忘れることはできなくても
あなたを忘れることはできなくても
あなたにすがりついたりはしないから
あなたがこの物語の終わりをのぞむのなら
あなたの本当の笑顔がその先にあるのなら
あたしを置いてあなたは振り返ることもなく
遠く 遠く 届かない道を歩いていく
それでもあなたは確かにあたしの愛した人だから
どうか、 どうか ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
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