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Innocent white
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作詞 汐羅 |
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繰り返される日々の中 自殺願望だけが心を支配していて
繋がれた鎖を断ち切れたなら その瞬間に消え去りたい
一瞬でもこの憶いに終止符を打てたなら どれだけ楽だろう
本当は生きていたいのに もう一度笑いたいのに
この足を縛る鎖を壊して 青空の下で自由を楽しみたいのに
無機質な画面にはいつもの映像
無感情で無表情の「誰か」が今日も変わらず歌っている
その瞳には何が映っているのか 計りたいけど計れなくて
僕の居場所からでは「誰か」の場所には行けない
此所には自由なんて無いから
白い世界で 無垢を歌ってる「誰か」
今日の「誰か」は何故か幸せそうに歌う
恐らく「誰か」は本当に生きているんだろう
不特定多数に向けた笑顔は眩しくて
僕までも幸せにしてくれるような気がした
無機質な画面に 真っ白な「誰か」
だけど 無表情でも無感情でも無い
幸せそうに微笑んで 楽しそうに歌っている
その世界に僕を連れて行ってくれたら良いのに
画面の中で「誰か」は手を伸ばす
救いを差し伸べてくれるかのように
こんな僕にも
人々から見捨てられ もう何年も閉じ込められて
誰からも「廃人」と言われて
危険性があるとか何とかで 自由さえ奪われた
こんな僕にも その手は差し伸べられているのですか?
画面が切り替わり 「誰か」は「誰か」へと交代して
また無機質な画面に無感情で無表情な誰かの自己満足的な「歌」が始まった
だけど もう絶望は感じない
あんなに幸せそうに歌える人は君だけだった
僕が興味を持てた唯一の人が君だった
その手を 差し伸べてくれた手を
ちゃんと受け止めるから
この牢獄から救ってくれ
君のいる世界へ
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