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『私』
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作詞 憂魔 |
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冬の冷たい空気
朝、一人で歩く道
『あたし』の休息のひととき
「おはよう」
友達に声をかけられれば
『あたし』は一瞬で『私』にすりかわる
「おはよう」とワラう『私』
そんな『私』に吐き気がする
学校の"トモダチ"は『私』の"トモダチ"
『あたし』には友達なんていないよ
傷つけたくない
傷は最後には必ずあたしに帰ってくるから
あたしは『私』
誰も傷つけない 代わりに自分も傷つかない
学校でも家でも
トモダチにも家族にも
ずっと『私』で接していたの
誰も気付かない 気付かせない
笑顔の仮面を被り続けて
いつしか『あたし』は消えてった
残るのは『私』_
心の奥底に眠るのは『あたし』_
誰か気付いてよ
『あたし』は眠ってる、でも消えたわけじゃないの
『私』になりきれない『あたし』
『私』におしつぶされて自らを追い込んで
あたしを呼び覚ますのは、ほかでもない『私』_
あたし以外にあたしを知る、唯一の『私』。
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