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絵本の表紙を開きましょう
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| 作詞 麗凛 |
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絵本の表紙を開きましょう
それはある日のことでした
少女はみすぼらしい服を着ていました
いきなり現れた私を見て
たいそう驚いた様子です
そこで私は言い放つのです
「私は魔女。
これからお前を姫にしよう」
綺麗なドレスにかわいい靴
キラキラ輝く彼女を馬車は運びます
優しい魔女は見送ります
寂しい魔女は見送ります
私の役目は“魔女”だから
“きらきら”なんて望みません
絵本の中には王子様とお姫様
２人仲良く笑います
王子様は凛々しくて
お姫様は美しい
大きな音たて絵本を閉じます
私は“姫”じゃありません
隣に王子様も居ません
だって私は“魔女”だから
独りぼっち 綺麗でもない
２人の主人公の陰
汚れた醜い“魔女”だから
それはある日のことでした
私はみすぼらしい服を着ていました
いきなり現れた魔女を見て
たいそう驚いています
魔女は私に言い放ちます
「私は魔女。
これからお前を姫にしよう」
さあ、今度の“姫”は誰の番？
絵本の表紙を開きましょう
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