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初夢症候群
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作詞 ライセ |
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もう寝なさいと聞こえたから
遊びも止めて 布団の中へ
いつもは駄々こね逆らうけど
今日は特別 寝るの楽しみ
真夜中に鐘が鳴り響く
近くで遠くで鳴り響く
明日と今日は違うから
カレンダーも心機一転
素直な目的 初夢 あの子の夢
確かに遊び足りないそれ以上に
あの子の笑顔を夢見てる
乗り込んだ世界は
予定通りの到着地
待ち合わせ場所に浮かんだ人影
駆けていったら世界が変った
気づけばいつもの布団の中
時計もいまだ今日のまま
襖からもれる歌謡曲が
時間の流れを告げている
不機嫌になり急いで潜り直して
針のかけっこ チクタク 聞き取りながら
再びあそこへ飛び立つよ
少し慌てて着地
見渡せばさっきと同じ
待ち合わせ場所の人影の前へと
辿り着いたら世界が変った
いつになれば逢えるんだ
毛布を蹴り上げ 喚き出す
うるさい早く眠りなさい
襖の向こうで警告サイン
僕だってはやく眠りたいさ
冷や汗流してやり直す
時間は無いよ あとたったの三回転
のっぽな針が 走ってゴールしちゃったら
僕の初夢すべて台無し
かなりあわてて到着
転んで時間を損失
いかがわしくなんか何にも無いのに
あの子の笑顔を眺めたいだけ
急いで駆け出しすぐに
待ち合わせ場所に到着
だけでもそこには人影はあらず
夢の中でも時間は進む
目を覚まして思うのは
今年は遅刻に気をつけよう
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