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翼のある訳
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作詞 ほ☆さ☆か |
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一人でいるのが怖いことだと感じたのは 生まれてまもなくだった
幼い私は巣の中で 餌を待つだけで怖かった
一人でいるのがつらいことだと感じたのは 怖いと感じた時
飛び立つ鳥の群れの中から 一人で離れて飛ぶときだ
孤立した感情をなだめるように
自分に話しかけた自分が寂しかった
その翼は自分を覆うためのものではなく
空へと飛ぶためのものだろう
なぜ飛ぶことを恐れて 自分という名の布に包まっているんだろう
二人でいることも怖いと感じたのは 手を握る感覚が伝わった瞬間
きっと私の手が 凍り付いているからだ
二人でいることも一人でいることも変わらないと思えるのは
自分が情けないからだ
その翼は自分を覆うためのものではなく
人を包むためのものだろう
なぜ触れ合うことを恐れて 裏切りの感情を信じるのだろう
その翼は自分を覆うためのものではなく
人を守るためのものだろう
飛べないことを恐れるのなら
飛ぼうとしない自分に恐れを抱け
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