|
|
|
あの鳥のように
|
作詞 ほ☆さ☆か |
|
あなたの声が届かないほど 真っ暗な奥底には
表情(カオ)のない人間と向き合う 一枚の自画像
それはどうみても 私だった
それに気付いたのは人を傷つけた時からだった
醜いキャンパスを見ても笑うことはできないだろう
心の汚れをみることとおなじであったから
あの鳥のように汚れなく 空を自由に渡っていけたなら
大地に縛られた私の心も 輝くこともできただろう
あの鳥のように高らかに 声を上げて叫ぶことができたら
苦しくても笑っていただろう
とりあえず笑って見せろと 表情(カオ)を作ろうと
必死に指先でなぞる様に唇を動かす
それでも自画像は笑わない
なぜならそれが偽りだと知っているから
本当の醜さに気付いたのなら
気高くそれを晒せ 荒野に立つライオンのように
あの鳥のように美しく 人々を魅了できたなら
一人で凍えた私の心も 溶けて行くだろう
この鳥のように寂しく 巣の中で母を待つことができたら
愛を感じることができただろう
あの鳥のように羽ばたけたら 心の闇から抜け出せるだろう
あの鳥のように汚れなく 透き通った眼差しで心を見つめる
それが人の答えだと 彼らは教えてくれた
あの鳥のように美しくなれるよ 白い羽を広げて
私の醜さは消えていった
|
|
|