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草原の木
作詞 ほ☆さ☆か
日が昇り地平線へ 淡く白い線が伸びる
鳥たちは目覚めを待っていたかのように 空へと翼広げ
群がるその羽を見つめて 私の意識は目覚める
美しさを見守るために 私は生まれた

数多の生きるモノ達が呼吸をし始める
幾つもの朝はすべて 同じモノだろうが
その彩りは変わることの無く

絵では描くことのできない 見える世界そのものが奇跡
耳だけでは知ることのできない 鮮やかなその真っ青な空を
見つめることだけが私の幸せだと教えてくれた

日が沈み水平線へ 沈み行く光
行き交う鼓動も収まり それを待つように動き始めるモノ
変わる代わりの天を見上げて 私は胸の奥底に縛り付けられそうな
感情の高ぶりを感じる

眠りを待ち望むモノ達はこの世にいるだろうか
私の望むものは その時を感じること
その彩りを心で感じること

手では触れることの無い 遠いけど何度も背伸びした
太陽は私を笑うように また南へ逃げていく
それが終わることのないことだと知っていたから
私は月の光に頭を撫でられても 目蓋を閉じずに
美しい光に手を差し伸べた

絵では描くことのできない 足元の埃を被ったキャンパスだって
風がなびいても開かない 握り締めたままの青く色付いた筆も
固まったまま 涙で濡らしても 湿らない

どうして 触れることのできないあの太陽を 描けるだろうか
暖かさに触って においを嗅いで 耳に聞こえる優しさを
すべてを包み込む優しさを
私は待ち望む 夜と朝が幾度廻ろうとも
私とその光を心で通わせることのできるまで
その美しさは描くことができないから
ある日の朝に暖かな光が 枯れていたその木を 私を
太陽が包んだ 

散り行くその葉は あの鮮やかさに似ていた

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 草原の木
公開日 2008/02/25
ジャンル その他
カテゴリ その他
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