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In the story
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作詞 ほ☆さ☆か |
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その手に掬われた記憶 静寂な森の中から君が見つめる
駆け抜けた風が 体をゆっくり押してく
僕を呼ぶ声を探しに
響き合う孤独の悲鳴が 蝋燭のように溶けていく
怯えた心が作った 恐怖の使者が
僕の行く道を塞ぐ
その先を知らずに 歩み続けることに
意味があるのだろうか? 失われた記憶求めに
遠い日に刻まれた記憶 物語に挟まれたしおり
幼い僕は 君の手を引いて遊んだ 夢で見た場所
太陽の咲いたこの楽園に
君はいるのかい?
飛び立った二羽の小鳥が 青い空へとうたう
凍えた手で触った 朝もやの白
夜のカーテンを開く
次のページめくる前に 読みとばした
ページを思い出そう 君の手にある記憶
この瞬間に刻んだこれは 物語の出来事
今の僕は 君の手をとりに この世界へ
作られたこの楽園に
君もいるんだろう?
幼い頃に作った本 僕はその本のヒーローに なりたかったんだろう
君に掬われたこの記憶は 小さい頃に夢見た情景
もう僕はいかなくちゃ ポケットに夢見た情景をしまって
遠い日を見つけた記憶 君は 森の奥から歩み寄って
大人になった僕に告げた
あなたの作った物語に私は生きてる
椅子を揺らし 手を伸ばし 真っ白な本の上の木の葉をどかし
疲れた僕は 床をきしませながら その本を本棚にもどした
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