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なんとかかんとか
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作詞 u.hashimoto |
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ぼくは
此処に住んでいる
ただしくは
住んでいた
雨の日も
風の日も
カンカン照りに差した日も
ぼくは
木のほそいほそながい根っこの
傍に居た
とってもあったかかった
しがみついて
いないと
居られなかった
それくらいに
ぼくと
木の根っこは一心同体の
かみさまみたいな事だった
だけれど
何かのやるせない理由で
ある日
みしり
木は動いた
大きくいなないた
木は
一本たりとも追随を許されず
引っこ抜かれて
後には
抜け殻みたいな空洞が
あいた
ぼくのお家は土の中
それでも
ぼくは何とか生きて
やっています
あの
木は何処へ
行ったやら
それでもぼくは
生きてます
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