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耐えられないことはただ一つ。
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作詞 雫依瑠子 |
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もし、文字がカタカナだけの世界に生まれたら、どうする?
「スキダヨ」「アイシテル」なんて言われても、
感情なんて読み取れたもんじゃない。
会いに行って直接相手の顔を見ないと不安になる。
・・・案外、素敵なことかもしれない。
もし、全てが水だけでできた世界に生まれたら、どうする?
よろけて何かに掴まりたい、なんて思っても、
握れるものなんてひとつもない。
掴めるものは隣にいる人の腕だけで。
・・・案外、悪くないかもしれない。
もし、ある朝目覚めたら世界の人間が自分たった一人だとしたら、どうする?
おはよう、なんて声をかけたくても、
受け止めてくれる人がいない。
やがて文字も言葉も忘れてしまう。
・・・絶対に、耐えられない。
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