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幸福の尺度
作詞 雫依瑠子
天使が笑顔で定規や計算器具を広げて、僕の幸福を測るとき、

僕の羅針盤(コンパス)はいつだって、君の方を向いている。

ありえないくらい正確に、真っ直ぐに。

その目盛りは何よりも清らかで、

僕だけしか知らない、特別な単位。

例えば君のまつげの長さ、笑顔の距離、貝殻みたいな足の爪の面積。

瞳の純度、横顔の角度、恋心の密度。

次に僕が知りたいのは、たった今君がお気に入りのティーカップを

持ったときに可愛らしく映えてる、その指の円周かな? なんてね。

いつかは、そこにささやかな環を僕の想いで灯してみたい、

って思ったりする今日この頃。




僕の中で毎日毎日増えていく、幸福の尺度。

僕の心の容積はいつだって無限大に、それらをしっかりとおさめていく。

そして、今日もゆっくりと噛みしめる。

今という、幸福の砂糖の味。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 幸福の尺度
公開日 2007/12/16
ジャンル 詩(ポエム)
カテゴリ 恋愛
コメント タイトルの言葉を先に思いついて、そこから連想を広げて書いてみました。 村山由佳さんの小説「おいしいコーヒーの入れ方」シリーズの勝利がかれんに対して想っていること・・・というイメージです。
雫依瑠子さんの情報













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