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抱きしめるより
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作詞 里央奈 |
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今はまだ眠たいね もう少しだけ浅い眠りについていよう
柔らかいあなたの頬に指を滑らせて
せめて幸せな夢をみられるよう
朝焼けが空を彩る頃 あなたはもうそこにはいなくて
悔しいような悲しいようなざらついた感覚が両手に残る
時は過ぎ 季節は巡る
ただ後悔をあなたの代わりに強く抱きしめて
愛の色も歌も言葉も何も知らずに生きていくのかな
こんな淀んだ世界なんかじゃ何も見つけられないよ
道標さえも見えずに立ち竦んでた
ごめんね、また今度ねとあなたはいつもと同じ言葉を告げた
電話でよかったと笑いながら思ったんだ
携帯の液晶画面を濡らして
夕闇が私の心を染める頃 あなたはもう笑ってはくれなくて
素肌に触れるそよ風さえも嘲笑い冷たく流れていく
色はくすみ 音は絶える
ただ寂しげな響きをさよならの代わりに置いて
恋の色も歌も言葉も全てを忘れて消えていくのかな
遠くかすんだ世界に置き忘れたんだ 愛も恋も
最後だから最高の笑顔をあげる
「さよなら」も「ありがとう」も言えなかったけど後悔はしてない
唇が上手く動かないのは仕方ないのひねくれてるから
最後の時こそ人は悟るのね 今更だけどあなたに言葉を残してみせるわ
抱きしめるより優しく甘い歌を添えて
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