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ミルクティー
作詞 ティンカーベル
僕の家に来ると 決まって飲みたがった
君の好きなミルクティー
砂糖はきっかり3杯半
そんなに甘いのよく飲めるね

僕がお湯を沸かしている間
君はソファーで一休み
時々寝てしまってたよね
その顔も可愛いんだ

「できましたよ、お嬢様」と
おどけた顔して差し出せば
「あら、どうもありがとう」
つんとした顔で答える君

甘い甘い紅茶をすすりながら
将来のことについてよく語ったね
君は赤い屋根の家に住みたいってよく言ってたっけ

そんな幸せを知っていたはずなのに

「あのころの二人にはもう戻れないのかな」
君が涙を目いっぱいに溜めて言った
僕特製のミルクティーを見ながら
ずっと飲まれずに置いておかれたミルクティーには
微かにちいさな埃が浮いてた

「そうかもね」
精一杯冷たい顔をして僕は答えた
俯いた君を背にして飲みかけのカップを持って立ち上がった
声を出さずに泣いている君を全身で感じていた

「ミルクティー、美味しかった。ありがとう」
美しい別れの言葉とまではいかないけど
僕たちにとって最高の決別の言葉
鞄を持って帰ろうとする君を 追っては行かない 追っては行けない

君の飲みかけのミルクティー
冷たいカップを手にとって
ゆっくり口に含んだら
辛く苦い味がした

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル ミルクティー
公開日 2007/12/12
ジャンル その他
カテゴリ 失恋
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