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僕達の望む道。
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作詞 陸* |
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子猫は 歩いていた
すれちがい 壊れかけたもの
すれちがい 壊れてしまったものを見つけに
子猫は 探していた
命をかけても 守りたいもの
命をかけても 守れなかったものを探しに
路地で泣いていたのは
傷つき ボロボロになっていたうさぎ
やっと やっと見つけたのに
空は曇り うさぎは泣く
心はボロボロ
涙は溢れる
うさぎの泣き顔を見て 子猫も泣く
うさぎは寂しいと死ぬ
子猫はウサギを抱きしめた
探し求めていたものは
傷つくと分かっていながら心をなくしたウサギ
子猫は分かっていた
本当のことを知れば ウサギが傷つくことも
ウサギは分かっていた
自分で自分を 苦しめていたことを
二人は分かっていた
すれちがい傷つくのは 自分が弱いからだと
空は曇り 子猫は泣く
真っ赤に染まった
うさぎの頬を
子猫はゆっくりと撫でて 涙を落とした
子猫は寂しい でも一人がよかった
うさぎは分かっていた
子猫が辛いということは
空は曇り 二人は泣く
心はボロボロ
涙は溢れる
うさぎは子猫を 拒絶した
子猫は傷つき 涙を堪えた
二人はすれちがう
子猫は涙を堪え 独りになった
子猫は 歩いていた
すれちがい 壊れかけたもの
すれちがい 壊れてしまったものを助けるため
子猫は 探していた
命をかけても 守りたいもの
命をかけても 守れなかったものを
子猫は 見つけ出した 一つの答えを
子猫は 自分が犠牲になることを決意した
子猫は 自分が犠牲になってうさぎが助かるのならば
それでいいと 決意した
さよなら と 独り 永遠の 旅に 出た
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