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気づいてください。
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作詞 ちャ-こ |
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零れる水 洩れる灯(ともしび)
あなたの手には温もりが
同じとき地球(ほし)のどこかで
この水を求め 誰かが走る
暖を欲して 手を伸ばす
耳に残るは我が子の叫び
眼光失せて死に逝く幼子
その子の手には冷たさが
誰が涙も溶かしはできない
凍える寒さ 火照る熱
ボタン一つで快適に
同じとき遠い粗野原
熱に魘され 姥が死ぬ
熱に侵され 稚児が死ぬ
同じとき閑散としたスラム街
寒さに凍え 男は眠る
雪に怯えて 女は縋(すが)る
反対の場所 願うは同じ
安息の場所 一切れのパン
失われた生命 喪失感
悲しみなど 忘れてしまった
空腹
苦しみ
絶望
痛み
拡がってゆく貧富の差
蔑み
荒廃
虚脱の伝染
それらの前では 全てが 無
伝えたかった言葉すら
愛していた気持ちすら
失っていった希望さえ
せめて差し伸べられる手があったなら
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