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其れ
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作詞 小春 |
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多くの物を見てきた其れは 理解し形作ることは出来ても
其の存在は いまだかつて人間の目にさらされることは無く
多くの犠牲と多少の感嘆をあげながら
「寂しい」という言葉を知らなかった
「其れは、自身の存在すら把握しておらず
何処とも知れぬ地の果てで ただ時を過ごしていた。
自身で動くことすら出来ず、名も知らぬ感情を抑えるあまり
自分自身を否定し続けた其れは
やがてたくさんの影響を与えるが
其のもの自身は傷つき 朽ち果てていった。」
一体何のために其れはあるのか
一体なぜそこにあるのか
「人々には理解できなかった
なぜなら人々は生きる意味を知りたいとは思わないから。
自滅するような其れの価値は、人々からは無いに等しい。
嘲笑われても気付かぬふりをする其れは
強いのか、弱いのか、
やさしいのか、傲慢なのか。」
全は一、一は全
私はあなた、其れは自分
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