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YUKI
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作詞 乾 サワコ |
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つないだら 何もかもが
君に伝わってしまう気がして
僕はポケットに手を突っ込んでた
君は冬空の下 両手をこすりながら
「はぁ」とひと息。
オモチャの指輪を薬指にはめて喜ぶ君は
まるで子供の様。僕は笑った。
でも、本当はその何倍も
僕は君の笑顔に喜んでいるんだよ
冬が、僕らの気持ちと距離を
少しだけ縮めてくれる。たとえ冷たくても。
つなぐきっかけさえ 作ってくれた
僕は、君の手を少し乱暴に、僕のポケットに。
少し驚いた風の君は 僕を見上げ、そして俯いた
恥ずかしそうに ブーツの丸まったつま先を
何度も何度も蹴り上げて YUKIを散らした
振り返ると 街には光があふれていた。
ポケットの中の手も、少し熱を帯びて。
ぎゅっと握ったら 全てを壊してしまいそうで
繋がっているのは手と手だけだけど
それでも僕は「あー、幸せだ」と思って
降り積もるYUKIを、君と一緒に蹴り上げた。
僕より先に君が 「幸せだよ」なんて言うから
すっかりタイミングを逃した言葉が冬に埋もれてく
YUKIはどんどん降り積もる
僕らの距離も縮んでく
春になったら 僕はまた恥ずかしくなって
君と距離を作ってしまう
そうなる前にKISSをしておこう
特別に幸せな日なんて無い。
君との時間は いつも幸せだから
これからもずっと、きっと。
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