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イベリス
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作詞 L |
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青い空の真下 死人に唄う
ソイツの名はイベリス
誰かに恋をすることなくすべてを愛した
多くの人の心を引きつける彼女も人間
やはり嫉み嫌う者もいた
それでも彼女はそんな者達さえも愛した
あなたは損得関係ナシに人を愛すことができますか?
人を愛すも嫌うも相応の覚悟を必要とする
自分の背を犠牲にたくさんの幸せを生む彼女
誰か彼女の冷たい手に太陽の鼓動を聞かせてあげて…
死期が近いらしいから…
今日も星空の下 みんなが集まって
耳すまし 彼女の歌を聞いた
愛しても愛しても嫉み嫌う者達は減るどころか
増えるばかりだ…酷い中傷 見えない暴力
独り身の彼女は家族もいなかった
支える者は二の舞恐れて何もしなかった
ついに倒れたイベリス
病もありベッドに横たわってた
最後を見届けたのは小さなキツネ
嫌われても人を愛し続け最後の最後まで笑顔を絶やさなかった
あなたは損得関係ナシに人を愛することができますか?
人を愛すも嫌うも相応の覚悟を必要とする
素敵な詩はいつまでもみんなの胸に残される
いつのまにか嫌っていた者達が冷たくなった彼女を埋葬した
イベリスは死んでも笑顔だった…
キツネが彼女から託された手紙を読み上げた
「この世に鉄則があるとしたなら人を愛し愛されることが鉄則です。そしてありがとう。」
これだけ綴って眠ったよ 永劫の中で彼女のような人間が再び現れることをキツネは叫んだよ…
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