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願い雪
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作詞 シヅキカレン |
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冬が白いのは
すべてを白く 清めるためだと
優しいひとが言いました
色づいた秋は終わって
つめたい、風が吹いて
わたしのさびしさを
寒さにすりかえて、ごまかそうとしてくれます
「てをつなごう」と
笑ってくれる あなたはいなくて
わたしのりょうては
きょうもあしたも、つめたいままです
はやく雪がふって
すべてを白く
染めてしまえばいいとねがうのです
かなしさも みにくい愛も
重苦しかったであろうわたしの依存も
みえないように
かくしてくれればいいとおもうのです
清めるように
隠すように。
美しく白く 白く。
ひえたりょうてをもてあますわたしは
冬の白さに期待しながら、
冬の白さをうらみながら、
最近ずっと
そんなことをおもうのです
清めるように
隠すように
白く、白く、
なにもなかったかのように。
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