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うしろ姿だけを
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作詞 Dr.Fear |
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なぜこの胸から
愛しい気持ちが生まれたの?
やがて締め付けられて
息ができなくなる
そして今はもう遅すぎたことに
気づいていても…
やがて季節は巡り
この胸に吹き込んでくる風も
冷たくなっていった
霜焼けの手を胸に当てて
切ないあの人を想う
ただ祈りを胸に抱いて
熟しすぎた木の実が
やがて地に落ちてゆくように
この想いもやがて堕ちゆく運命だとしても
今はただ成熟を願って…
白い毛布が敷かれたこの大地に
駆け出してきた子どもたちは
私の胸の痛みなど気にも止めず
ただ白い吐息と戯れている
水を遣りすぎた花が
すぐに枯れてしまうように
この想いもやがて散りゆく運命だとしても
今はただ涙を遣り続けて…
この砂時計が
あと2回逆立ちする頃には
あの人はもう海の向こうに
誰かの為に笑うだろうか
誰かの為に泣くだろうか
そして誰かの為に
祈るだろうか
あの人の胸に住み続けた日々は
もう戻ってこない
水圧で破裂しそうな胸に
僕は惜しげもなく
涙を流し込んでいる
今も
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