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極楽鳥
作詞 Dr.Fear
無意識に内在する細胞壁を突き破るが如く
溢れ出したこの想い

嫉妬という名の左翼
独占欲という名の右翼
「愛」に生えた左右の翼が風を纏い
今大地を蹴る

でも…余りに「愛」が重すぎて飛び立てない
貴女は雲に絡みながら大空を巡るのに

何故僕は羽ばたけない?
「愛」は重力に勝てぬまま

必死に空気を掴む翼も儚くて
遂に羽根が失われた
飛べないようにさせていたのは
翼に似せた嫉妬と独占欲だった

今 「愛」が重い翼を取り去って空に浮遊する

だが
嫉妬と独占欲を失った「愛」はもう
「愛」ではなくなっていた

羽を無くした裸の鳥は堕落への道を辿り
嘴を削りながら狂乱し鎮魂歌を唄う
途切れそうで途切れないそのメロディーは
天国を越えて貴女の元に届く
「壊れるほど切なくて」

貴女はもう麗しき楽園で
僕の知らない誰かと手を取り踊っていた

仮面を付けて舞踏会に忍び込む
「芽生える新しき嫉妬」

知らない誰かを強く憎む心
貴女の周りにいる全ての人間を消し去りたいと願い
「芽生える新しき独占欲」

輪廻した翼はより強固なものとなり
「愛」でありながら「愛」でないその感情に結合する

今度こそ大地を蹴りたい
今度こそ貴女の元へ
風に乗って逢いに行く

嫉妬という名の左翼
独占欲という名の右翼

偽造でない「愛」を連れて

極楽鳥が今

大地を蹴る

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 極楽鳥
公開日 2007/11/26
ジャンル ロック
カテゴリ その他
コメント 捻じれた愛情を解放する人の唄。
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