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相合い傘
作詞 Dr.Fear
雨が涙に喩えられるようになってから
随分と時間が経っただろう
これは悲しい涙なんだと
ひとりで考えていた頃もあった
けれど今ではすっかり
うまく喩えられるようになった

ひとつしかない傘を
ひとりで翳していたあの頃は
冷たく降り注ぐ涙を
十分に防げていたんだ

今はと言えば
ひとつしかない傘を
ふたりで翳しているせいで
いつもどちらかがはみ出して
冷たい涙にうたれてしまう

雨を涙に喩えてみれば
はみ出した方は泣いて
濡れない方は涙を隠してる
空に暗い雲が浮かぶ日には
そういうことが頭に浮かぶ

傘をふたつにしてみれば
君は寄り添えない悲しみに
悩まされてしまうだろう
だから濡れてしまっても
相合い傘で歩こうとする
それは間違いではなくて
濡れたいわけでもない

ーもしもひとつしかない傘の大きさを
自由に選べるとしたら
ふたりがすっぽりとおさまるような
そんな傘が欲しいー

焦るとそんなことを思い
それをすぐに欲しがって心が痛む
そんな繰り返しのうちに
傘は痛んでいってしまう
たったひとつしかない傘なのに

だから
いつかそういう傘になると信じて
今は小さな小さな傘を握りしめ
耐えながら歩いてゆこう

涙と思わせる雨が
にわかに降り注いだ時に
笑って大きな傘を広げて
寄り添ったまま歩き出す
そんな未来を描きながら

小さな傘を持っている今だからこそ
それを願える幸せ

大きい傘はきっと重いだろう
それでも涙に耐えた僕らには
それを持つだけの力が
きっとあるから

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 相合い傘
公開日 2007/11/25
ジャンル ポップス
カテゴリ その他
コメント 付き合い始めた2人に初めて涙が襲ってきたとき、どう防ぐことができるかについて。
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