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ランナー
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| 作詞 ウタ |
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スタートラインに立ったのは
恐らく生まれる前だろう
大きく深呼吸をして
ピストルの合図を待っていた
誰もが並ぶスタートライン
僕らは生まれるずっと前に
出場権と命を同時に受け取った
走るために燃やす命なら
いらないとも思えたが もう出場権は出してしまった
掲げあげられたピストル
おい待てよ まだ準備ができてない
耳を塞いだあいつには 僕の声は届かない
靴紐結べてないまま
流れにのって飛び出した
先は見えない一本道
暗くて見えないが長そうだ
走る先には何がある？
何を求めて走ってる？
答えも知らないまま ただ走る
宿命を背負い 走り続ける
だんだん苦しくなってきた
恐らく止まれば失格だろう
激しくなる呼吸さえも
止めてしまいたくなっていた
止まればきっと楽だろう
僕らが生まれるずっと前に
受け取った命と出場権を捨てて
止まってしまえば楽だろう
リタイアしたいと思ったが 何かがそれを許さない
この叫びが聞こえるか？
走りたいと叫んでる
その叫びを聞き ただ走る
小さな光を求め 走り続ける
苦しいだけじゃないだろう？
自分の鼓動を感じてる
ちゃんと足跡が 残ってる
それを辿る 人がいる
存在を認めてくれる 人がいる
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