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紅の陽(あかのひ)
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作詞 有歌 |
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こうしてる間にも
世界は色付いてゆくのに
僕はこの場所に
ずっと置いてきぼり
臆病な僕の隣
擦れ違う人は小さく呟く
夢の在り方 愛の証明
零れる涙の存在を
紅の陽が沈む
思い出すのは
忍び寄る夜の横顔
色褪せた視界の中で
静かに濁っていく
狂った様な光の影
追い掛けて探してみたけど
闇に似た黒の姿を
捉える事は出来なくて
消えた雲の輪郭
人目に触れない様
塗り潰す昨日の記憶
忘れられた白の事を
誰かが掘り起こしてた
弱い風の横を
触れ合わず人は過ぎてく
鈍い足音 擡げた首の重さ
ひとつ感じながら
また紅の陽が沈む
思い出すのは
忍び寄る夜の横顔
色褪せた視界の中で
静かに濁っていく
その色で蝕んでよ
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