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地球飼育説
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作詞 b.bell 555 |
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きっと
わたしの頭の上にあるあれは
天井なんだ
たくさんのクーラーが付いていて
いつも飼い主が調節してるんだ
たぶん
空は日々ペンキ塗り立て
真夜中三時
みんなが寝静まった頃を見て
飼い主が色を塗りかえてるんだ
だから
ここにある食べ物たちは
元を辿れば
飼い主が植えた 球根 葉っぱ
毎日エサを与えられているんだ
そして
降る雨 吹く風 日光も
外のほうから
その時の飼い主の気まぐれで
水遣り 溜め息 ライトアップ
つまり
地球は熱を持った泥団子
探ってみれば
浮かんでるのは確かだけれど
表も中も泥がぎゅうぎゅう詰め
けれど
わたしたちは人間で
考えてみても
食べるも喋るも自由な動き
何故なのかさえ分からないまま
しかも
ハッキリしないけれど
今ここでは
自らの意思で生きているはずで
飼い主なんて心当たりないわけで
えーと
ちょっとばかし理解不能
なんですけれども
誰か地球飼育ガイドブックなんての
持っている方居ませんかね
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