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そして花は散る。
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作詞 高倉 悠久 |
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余りに一瞬のことで理解できない
僕の視界一面に薄紅の花吹雪が広がって
数秒遅れたように再び時が動き出す
声が聞こえない 何も 聞こえない
こんなにも叫んでいるのに
頭が真っ白で言葉の意味が分からない
僕の世界は 君と 二人だけ
白と黒と紅だけでできた
ちっぽけな世界だって君がいてくれたらそれで
よかったのに
数秒間時が止まってから再び動き出す
崩れ落ちた君の身体を抱きとめて
繰り返しその名前を呼んだ
そして僕の目に映るのは花吹雪
君の体温を奪っていく
とても温かい薄紅の花吹雪
こんなにもあっけない 命が散る瞬間
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