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暗闇
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作詞 高倉 悠久 |
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青空には薄く白い雲が流れ
細く折れそうな月が顔を覗かせる
この場所から見下ろす景色が
「一番美しいのだ」とでも言いたげに
足を怪我したわけでもないのに
何故(なにゆえ) 私は歩けない
悲しいことがあるでもないのに
何故 私は泣いている
周りの皆が 遥か遠く進んでいく
なのに私は何をしているんだろう
こんな暗いところで 独りぼっちだ
座っていたって迎えは来ないなんてこと
「…そんなこと、わかってるよ」と呟いた
暗闇にも慣れたこの目はきっと
もう二度と光を見ることはないだろう
待ち焦がれている白い光さえも
私は「眩し過ぎる」と忌み嫌う
頭が悪いわけでもないのに
何故 私は罪を犯す
まだ懲りていないわけでもないのに
何故 私は繰り返す
自分以外は皆 いつか高く輝くだろう
自分を虐める位しかやることもないから
自分だけが駄目だと 言い聞かせて
あっという間に時が過ぎればなんて
安らかな終焉を
祈っていた
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