|
|
|
ある文章書きのおはなし
|
作詞 高倉 悠久 |
|
この一枚の紙で 何人の人が死んだだろう
誰が死んだの?
誰なんてない
名前もない 健気な登場人物たち
「君」「貴方」「僕」「私」
たくさんの人が死んだ
ただ物語のために その光の影となり
たくさんの人が死んだ
赤とか 黒とか 白とか 赤とか
連想するのは そんなのばかり
何でだろう?私・・・
おかしいのかな?
問いかける
だってこっちの自分 白い紙に書きなぐられた
可哀想な 健気な登場人物たち
その方が 本当の私に思える
死んじゃうの?
ねえ、私・・・?
たくさん人を殺した
子どもも大人も殺めた
そんな私に 何が出来るだろう
紙の上ですら HAPPYEND を創れない
こんな私に
書きなぐる 自分を
白い紙に 書きなぐる
また一つ、赤い華が
・・・咲いた
|
|
|